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2009年1月 3日 (土)

謹賀新年 - ある神学者の旅立ち

新年2009年、皆様におかれましてはいかがお過ごしのことでしょうか。

私は、先の記事でご報告しています、アニミズムについての学びを含め、宣教師としての働きに追われています。このブログで始めている様々な企画は停滞したままですが、長い目で見守っていただけましたら幸いです。

今年も当ブログ「LIKELUKE's Theological/Missiological Reflections」をご愛顧いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

 


新年早々、一人のアメリカ人神学者が、私のいるアジア太平洋神学校(Asia Pacific Theological Seminary:APTS)を去っていった。アメリカのカトリック系の大学Marquett Universityでパネンベルクの三位一体論研究で博士号を取得、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(USA)の教育宣教師として3年間ほど、APTSで組織神学、教会史領域で教鞭を執ってくださった。

しかし、宣教師は派遣国の諸教会からの献金が集まらなければ派遣されない。この神学者もその壁に悩まされた。奥地で教会開拓に従事している宣教師に比べ、神学校という比較的恵まれた環境で次世代の指導者育成に従事している教育宣教師は、諸教会の理解がなかなか得られないと言われる。様々な戦いがあり、最終的には宣教師を辞めてアメリカに帰国することを決心、フィリピンを離れることとなった。

一つには、ローンを返済中だった自宅を売却に出していたのが、折からのサブプライム問題のあおりでかなわなかったということがあるという。ここにも、世界同時不況の影響が襲いかかるところとなった。

今後の予定は未定という。研究者としてはこれから精力的に研究論文を発表していくことになるのだろう。教師としても優れた人なので、できればアメリカ国内で教育・研究職に就いて欲しいものだと個人的には思うのだが、驚いたことに、本人は目下、看護師の資格を取るための学びを続けているのだという。

医師が、国内での給料では食っていけず、海外に出稼ぎに出てまとまった富を得るために看護師の資格を取り直すというのは、フィリピンではお決まりのコースだが、神学のPh.Dが看護師の資格を取るというのは、おそらくは珍しいことだろう。

残念ながら、お互いのスケジュール的に入れ違いで、その辺りのことを掘り下げて聞く時間は無かったのだが、神が示し、導いてくださっているとその人の信じ進む道に祝福があふれるよう祈っている。

 

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