2010年1月22日 (金)

ハイチ大地震 被災地速報 (1)

ハイチ大地震について、米アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(AG)のメーリングリスト「AG News」の最新の複数の配信から、箇条書きで並べてみる。今回は、著作権的な配慮が不十分な記事になるが、事態の緊急性から、ご理解いただけましたら幸いです。また、メーリングリストの性質上、AG教団が中心の内容となっているが、当然ながら他教派・他教会、あるいは他宗教・無宗教の被災者、救援・支援従事者の皆さんのためにも、思いを巡らしていただけましたら幸いです。

【AG News 1/14】

・1月12日午後4時53分(現地時間)、マグニチュード7.0。

・震源:首都ポルト・オー・プランスの南西9.3マイル(5.8km)。

・AG教会数:273教会、会員数:66,643名。

・米AGからの宣教師:2家族(無事が確認)。

・ハイチの人口:250-300万人

・米AG理事長ジョージ・O・ウッドは一晩、寝ずに祈り、何をすべきかを考えた。

・翌日、教団を挙げての支援を開始。AG災害救援基金からの経済的支援。

・全米の教職者へ被害と必要な物資についての情報を手紙やメール、ネット上のビデオで配布。

・先遣隊が現地に急行して事情を調査。コンボイ・オブ・ホープが首都ポルト・オー・プランスの郊外に救援センターを設置準備。

・全米祈祷センターが特別な祈りのガイドを作成、何を祈るべきかの情報を提供。

1. 救援部隊の人々が、まだ生存している人々を救出することができるように。

2. 家を失った人々のために。住む場所と安全が確保されるように。

3. 食糧や飲料水などの支援物資が、被災地に迅速に届くように。燃料不足などの輸送上の障害が最小限に抑えられるように。

4. コミュニケーション手段、とりわけ携帯電話のネットワークが十分に回復するように。被災家族や支援スタッフが必要なコミュニケーションを取ることができるように。

5. 支援スタッフの安全と健康のために。どうすれば最も効果的な働きができるか、神が知恵を与えてくださるように。

6. ハイチの人々が今後、感染症から守られるように。清潔な水と食糧が継続的に確保されるように。

7. AG宣教師とスタッフのために。救援活動の中にある彼らの守りと知恵、健康のために。

8. 多くの人々が仕事を失うにあたり、ハイチの人々に必要な物資が与えられ続けるように。

9. 被災地の安全と秩序のために。

10. ハイチの273のAG教会と6万6千人の信徒たちのために。神の守りがあり、必要が満たされるように。また、神の導きによって、必要を抱える人々、傷ついた人々のために必要な働きを進めていくことができるように。

11. 世界中のクリスチャンが、心からの祈りと、実際に捧げることによって、行動を起こしていくことができるように。

12. この大災害のただ中にあって、ハイチの人々が心を神に向け、救いの賜物を受けることができるように。クリスチャンたちのケアの手を通して、神の愛を体験することができるように。

 

・必要な支援は、把握できているものをはるかに超える。

・メディアなどで紹介されている情報はごく一部のもの。

・ハイチは西半球で最も貧しい国。早急な動きが求められている。

 

【AG News 1/16】

・犠牲者数は5万から10万と言われている。

・路上生活、テント生活の被災者間の感染症の危険が指摘されており、犠牲者数はさらに増える恐れ。

・AG世界宣教局下のヘルスケア・ミニストリーズが医療チームを派遣するための準備中。現地ではまず、清潔な水と衛生的な環境を保つための設備が必要。

・金銭的・医療上の支援もさることながら、奇跡が起きるためには祈りが鍵。

・「このような状況の下でも、人々が痛みを分かち合うことによって福音が前進するようにお祈りください」(ジョージ・ウッド理事長)

 

●米AG宣教師(ハイチ)、ビル&ドロシー・スミス師夫妻からのメッセージ

・元理事長カーンジュ師と家族は無事。

・デルマ101教会、デルマ33教会、最小限の被害。

・その他の教会は全壊。

・明日、ドミニカからチームが来て、食糧と燃料を持ってきてくれる予定。

 

●米AG宣教師(ドミニカ)、ミギュエル&メリー・オヴァーユ師夫妻からのメッセージ

・学校などは、まだ子どもたちの残っている時間帯だったので、子どもたちが中にいるまま倒壊。

・食糧や燃料に加えて、化膿止め、抗生物質、浄水薬、テント、シーツ、マットレスなどが必要。

 

【AG News 1/20】

・他の支援団体は、支援物資を人々の列に投げ渡しているために暴動化する。

・米AGの支援団体「コンボイ・オブ・ホープ」は、既に世界各国での経験と実績があるので、そのような危険を避け、奉仕者と被災者の双方を守るためのノウハウがある。

・被災者を10名毎のグループで救援センターに入れる。一つの場所から入り、別の場所から出るようにする。各自、12食分の食糧が入ったパッケージを2つ受け取る。

・これまで22万9千食の食糧を配布。コンボイ・オブ・ホープでは、今週末までに、40万ポンド(約181.2トン)の食糧、水、支援物資をハイチに輸送予定。明日までには当面の20万食分の食糧が空輸される。

・また現地のAG教会、AG宣教組織と協力しての支援であるため、町の中でも、輸送面、貯蔵面、治安面で安全で問題の無い場所での支援活動が可能になっている。

・しかし、治安面の対策についてはどこまでも万全とは言えない。デルマという地域では2人の若者が後ろ手に両手を縛られ、何らかの理由のために人々から私刑に会い、殺されていた。

・食糧や水は緊急に必要なものではあるが、神の守りを求める祈りが不可欠。

・被災者の感情面への影響は甚大であり、食糧不足、水不足の中で一触即発の状態にある。

・AG世界宣教局下のヘルスケア・ミニストリーズは、まだ安全が確保されないためハイチに飛べずにいる。コンボイ・オブ・ホープも、武装警備部隊に守られながら移動しなければならない状態にある。

・ハイチ政府当局も、飲料水の存在を宣伝すれば襲撃を受ける危険があると警告している。

・そのような中ではあるが、コンボイ・オブ・ホープは、例えば土曜日(1/16)には孤児院に2基の浄水設備を設置。これまで32の浄水設備を設置するなど、できるだけ目立たない形で、しかし着実に働きを続けている。

・「必要とされている物資は、どれほど言及してもしきれないほどだ。テレビ画面に映し出される映像など、とてもハイチの人々の喪失感を描き出すものにはなっていない。そして、残念なことに、被災者の困難は増すばかりだ……。しかし、食糧と水を供給しつつ、これは私たちにとってキリストの愛を示す一つの機会だ。傷ついた人々の心にイエス様を届けることもまた、言葉に尽くせないほど重要なことだ」(米AG理事長ジョージ・O・ウッド師)

 

【AG News 1/21】

・ハイチでは6名の従軍牧師が活動中。災害被災地支援を専門とする従軍牧師も、30日間の予定で、1名派遣されることが決定。

・水や食糧、医療物資を届けるアメリカ沿岸警備隊の顕著な働きが報告されている。

・沿岸警備隊は誰よりも先立って、震災の翌日には現地入り。限られた物資で医療活動に従事。3日後には、元の職務が何であったかにかかわらず、全員が「衛生兵」として機能するようになっていた。

・しかし、それらの努力にかかわらず、助からない人々の数は想像を絶する。

・人々はあらゆる種類の傷に悩まされている。親を失った子どもたちは自分たちでクリニックにやって来る。手足の切断症例も限りなく、傷は既に壊疽を始めている。

・食糧や水、医薬品の不足から、当初の重症患者は既に死亡。現在は、骨折や裂傷などから感染症が広がり、また、飲料水の不足のため、腸チフスの感染拡大の危険性が指摘されている。

・現地で活動を続けるコンボイ・オブ・ホープのカーク・ヌーナンによれば、被災者間の緊張は高まるばかりであり、兵士が各所に派遣されているという。

「特に大量の食糧と飲料水を届けることは急務だ。人間としての基本的必要が満たされなければ、医療スタッフを含め、支援部隊の人々が安全に働きを続けることも困難になる。多くの医療従事者がボランティアを申し出てくださっているが、安全が確保されなければ彼らを派遣することもできない。引き続き、可能なことを進めていく」(米AG理事長ジョージ・O・ウッド師)

 

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2010年1月 1日 (金)

今年もよろしくお願いいたします

新しい年になりました。皆さんはどのような新年をお迎えでしょうか。日本で、あるいはその他の国々で楽しい新年をお迎えの方もおありでしょうし、旧年中に愛する方を主の御許に送り、静かな新年をお迎えの方もおありでしょう。2010年という年が、皆さんにとってさらに豊かな年となりますよう、フィリピン・北ルソンの田舎よりお祈り申し上げます。

旧年は、とりわけ10月以降、当地における台風17号被災による混乱とその後の支援活動のため十分な更新ができず、残念に思っていました。今後もきまぐれな更新が続くとは思いますが、今年もご愛顧いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

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2009年12月26日 (土)

I. Howard Marshall教授特別講演: "Studies in Pastoral Epistles"

アジア太平洋神学校(Asia Pacific Theological Seminary:APTS)(フィリピン共和国バギオ市)では、新年1月13日(水)-19日(木)の日程で、恒例のウィリアム・W・メンジーズ特別講演週間(William W. Menzies Annual Lectureship)を主催する。

今年の講師はUniversity of Aberdeen, Department of Divinity and Religious StudiesのI Howard Marshall(I・ハワード・マーシャル)教授。今さらご紹介するまでもない、これらの著作で知られた福音派随一の新約学者だ。教授は、ルカ-使徒の著名な研究者であり、1970年に発表なさったルカが「歴史家」でもあり「神学者」でもあったという主張(現在は第3版が出ている)は、その後、1980年代以降、Roger StronstadWilliam Menzies and Robert Menziesの研究において、福音派神学と対話可能なプラットホームを共有するペンテコステ神学として一定の実を結ぶところとなる。

今回の特別講演は、このブログでも以前にご紹介したChris Carter氏のPhD課程の指導教官が同教授だったことで実現した。ただし、教授の近年の研究テーマは牧会書簡にあることから、今回の講演はルカ-使徒ではなく牧会書簡についてのものとなる。

また、この特別講演週間に合わせては、アジア太平洋教育機構(Asia Pacific Educational Office:APEO)の主催で聖書学校研修会(Bible Schools Conference)が開催される。APEOは、アジア太平洋地域におけるアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団立の聖書学校に運営上の助言や必要なリソースを提供する機関で、この研修会では、APTSの教師陣を中心とした講師陣から様々な分野におけるセミナーが提供されることにもなっている(詳細はこちらのMS Wordファイルをご参照のこと)。

この特別講演も、聖書学校研修会も、広く一般に公開されている。日本的には日程的に難しい季節かもしれないが、APTSのあるフィリピンのバギオ市は、首都マニラから250kmとかなり遠いのが難点ながら、標高1,500m、年間平均気温20度という、風光明媚で気候の良い町だ。現在は特に乾季で過ごしやすい。よろしければいらしてください。ご歓迎いたします。

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