« ゴールドタウンはネタの町 | トップページ | 山の笑顔に魅せられて »

2010/11/13

せめてバイクでも無ければ

仕事で行ったヌエバ・ビスカヤ州の山村部での光景。ある村の教会での行事に、9kmほど離れた別の村の人々が来て参加していたのだが、帰って行く姿に圧巻された。めいめいがバイクに乗り、しかも3-5人乗り合わせての帰宅なのだ。

公共交通機関としてのジプニーは1日数便、せめてプライベートなジプニーでも無ければ、否、せめてバイクでも無ければ、隣村に行くのにも事欠くような生活がここにはある。否、家族が一緒でなければ、少々重いものでも担いで9kmを歩いてしまうのが彼らの暮らしだ。

泊めてもらった家のご主人が、車を洗わせてくれと言う。いや、こんな道だし、帰り道でもどうせまた汚れるから、と丁寧に断ろうとしたのだが、ぜひにと言い張る。聞くと、こんなところまで来てくれた感謝とおもてなしの気持ちももちろんあるが、ゆっくりと車を洗わせてもらいながら、いつかはこんな車がうちにも与えられるように神様にお祈りするのだそうだ。

自分のできることで旅人をもてなそうとする真摯な心と素朴な信仰に励まされた旅になった。

 

Img_2322
家族単位でチームを構成しているのか、家路に着く隣村の教会の人々。
一番左のバイクには、脇の下からのぞいているチビちゃんを合わせて
5人乗りだ。山村の人々はたくましい。

 

Img_2277
石けん(手前の青いの)で丹念に手洗いしてくれた滞在先のご主人。
子供が10人近くもいれば、最低、古くてポンコツでもジプニーが必要だ。
神様が、その篤いお祈りに応えてくださいますように。

 

 

|

« ゴールドタウンはネタの町 | トップページ | 山の笑顔に魅せられて »

コメント

うちもバイクの二人乗りでガンバってますhappy02
本当、バイクがあるだけでも感謝ですが。。。。ご主人の気持ち、よくわかります!我が家にも車が与えられます様に!

投稿: Tsuyako Akamine | 2010/11/18 20:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24691/50012503

この記事へのトラックバック一覧です: せめてバイクでも無ければ:

« ゴールドタウンはネタの町 | トップページ | 山の笑顔に魅せられて »