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2010/06/03

PhD Program in Baguio (3)

さあ、与えられた時間は1日だけ、翌日にはビザの更新手続きのため、パスポートと外国人登録証を学校の学務係に提出しなければならない。ポルタ・バーガの1階の写真屋で証明写真を撮り、20分後に取りに行く間に銀行でお金をおろしておく。まずは郵便局の2階、交通通信省(DOTC)のオフィスだ。

ここで思わぬミスを犯してしまった。人物証明書(clearance)を発行してもらいに行ったのが、それをうっかり忘れてしまい、路上教習許可証(student permit)を発行していただきに来たのですが、と言ってしまったのだ。愛想の良い警備員のお兄さんに、あ、それならここじゃないよ、エンジニアーズ・ヒル(Engineers' Hill)の陸運局(LTO)だよ、と言われ、あ、わかりました、とエンジニアーズ・ヒルまで歩く。タクシーなら3分、40ペソほどだが、ビクトリーライナーの長距離ターミナルの界隈なので、十分に歩ける距離だ。

見当をつけていた建物は、残念ながら高等裁判所だった。雨がきつくなってきたので、タクシーを拾う。なんのことはない、ビクトリーライナーから同社経営のホテルの横を抜けて左折したところだった。在バギオ10年半にして初めての訪問だ。ここで、人物証明書と路上教習許可証の違いに気づく。ま、いっか、証明書なしでも許可証を発行してもらえるか、やってみよ、と気を取り直す。

既に多くの人々がそれぞれの順番を待っている。少しずつ、何がどうなっているのかを見きわめていく。これまた愛想の良い警備員のお兄さんが受付を兼ねていて、持ってきた書類を確認、記入する書類の指示をしてくれる。もらったリストを見てみると、人物証明書は必要なかったようだ。手間が省けて良かった。外国人は少し偉いめのスタッフによる書類審査が必要なようで、オフィスの中に案内されて少しのやり取りの後、OKが出る。滞在資格の再確認に加えて、語学力の簡単なチェックも兼ねているようだ。英語は問題ない、タガログ語はからっきし、ところが、イロカノ語なら少しはと言うと、オフィス全体の手が止まり、一斉に注目を浴びる。珍しい外国人なのだろう。一気に場が和むのはいつものことだ。皆さん、親切で愛想の良い人ばかりで安心する。

午後1時に戻って来るようにと言われたので、SMに戻ってフードコートで昼食を済ませ、1時過ぎにオフィスの入り口で待っていると、外の待合スペースでということだったようだ。見ると、教習許可証、免許の新規申請、更新など、それぞれのケースに応じて、イラストつきの丁寧な説明が掲示してある。なかなかやるじゃん、と一人、嬉しくなる。

写真も必要なかった。一連の手続きの中で撮ってくれるのだ。デジタル処理が進んでいるので、写真を提出されてもかえって困るのだという。小1時間ほど待って、無事に教習許可証をもらうことができた。320ペソ弱(約700円)、これでこの瞬間から、"Professional"というカテゴリーの免許を持つ人が同乗してくれれば、路上を走らせることができるという、なんとも恐ろしい国だ。

その足でSMに戻り、A1で履修手続きも済ませておく。若い女性スタッフはラ・ウニオン州のイロカノ族ということで、ここでもイロカノ語で一気になごむ。結局、A1でも、戸籍抄本の写しはおろか、パスポートも外国人登録証も、コピーすら不要になっていた。まさに、必要なのは教習許可証の提示だけだ。LTOでも、必要なのはDOTCでもらったリストのままで、戸籍抄本の写しは求められなかった。コンピューター管理が進み、外国人登録証もIT化されたことで、各所での手続きが恐ろしく簡素になっているようだ。あ、朝にわざわざ時間を割いて撮った写真は、ここで役に立った。2インチ四方のほうではなく、0.5インチ四方の小さいのが2枚必要だったので、結果的に助かった。

結局、他の学校ではなくA1にしたのは、ここまで見てきたようになりゆきだ。ただ、路上で見る限り、多くの学校が、見るも哀れなポンコツ教習車なのに対して、A1はそこそこのものを使っているのを見ていたし、女の子がイロカノなのは、タガログの店員とは文化的に波長が合わないことの多い私にとっては大いに心強い。教習は既に予約が詰まっており、2週間ほど待たなければならないが、30時間の教習がどんなものになるか、楽しみなことだ。

 

Img_1168
まずは、丸一日を費やした甲斐ありの書類たち。左が路上教習許可証、
右上がA1の学生証、右下が領収書と、手書きの注意事項のコピー。

 

Img_1171
プライバシーに気をつけつつ(笑)、拡大してみる。

 

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