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2010/04/25

Persona Grata? Non Grata? - 微妙な客人

しばらく更新が滞っており、すみません。仕事のほうで新しい業務が始まり、日々追われてしまっていて、なかなか時間が取れずにいます。コメントも戴きっぱなしで申し訳なく思っています。


午前中は晴れて汗ばむほどだったのが、午後になってかなり強い雨が降り続いている。バギオでは今年初めてのまとまった雨だ。

あらためて強い雨が降ると、去年の台風17号の被害が自分の中でいかにトラウマになっているかに気づかされる。怖いのだ。強い不安に襲われる。そして、何の心の準備もなく友人の棺に対面した時の驚き、多くの葬儀に参列し、司式の補佐をした際のやるせなさ、被災地に立ち尽くした際の無力感が胸にこみ上げてくるのだ。

しかし、この雨は恵みの雨でもある。農家の人々は日照りと水不足に悩まされている。ある友人など、週に何度か、夜7時から夜中の2時まで地域の井戸の列に並んでいる。一度に一杯にできるバケツは3つまで。家まで運んではまた列に加わる。それでいて早朝は家事、昼間は家政婦として一日中働いている。

また、発電を水力発電に頼るこの地域は、停電も多く感じるようになってきたところだ。10年前でこそ、修了式の朝に女子学生たちが一斉にドライヤーを使ってメインのブレーカーが落ちるという珍事のあった私たちのキャンパスも、今では発電機が設置され停電に直接に悩まされることはなくなった。それでも、その頼みの発電機を休ませなければならないほど停電が続くということが最近もあったばかりだ。

去年の台風17号の1週間には、ただでさえ雨期で降雨量の多い10月の平年月間降雨量の、その4倍の雨が降ったというのに、かつ、それで500名もの人々の命が失われたというのに、その後、実質的に今日まで、まともに雨が降らなかったというのは、本当に恨めしい限りだ。

お昼には、午前中の礼拝で説教を頼まれた近所の教会で、庭で採れたというおいしいカボチャをいただいた。雨が少なく、日差しもきついので大変だと言っていた。フィリピンの人々の生活のリズムに、雨期は避けて通ることのできないものだ。でも、今年の雨期は、人命も財産も奪われることのない、平和で穏健な雨期であって欲しいものだ。もっとも、その前に、平和で穏健な総選挙を望むものだが。

 

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キャンパスの急坂にはさつきが満開と思いきや、
ブーゲンビリアということ。

 

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まとまった雨が降るので慌てて家の前の新校舎に出てみる。

 

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向かいに見えるベッケルの村も霞んでいる。

 

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やはり、雨水が路上を流れるさまを見るのは、
今年はきつい。

 

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