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2010/02/24

気持ちがありがたいベンゲット豆

フィリピンに来て驚いたことの一つに、おいしいコーヒーが採れるということがある。その名も実にベンゲット種という名前で売られているものだ。標高1,500mのバギオ市内ではさすがに寒いのだろうが、少し郊外に出て、コルディリエラ山地を数百メートルでも下ると、いくつか種類の異なるコーヒーが自生している。

写真のコーヒーは、バギオ市の中心街から東南へ約30分、ベンゲット州イトゴン郡トゥーディング町のアッパー・マンガ村でもらったもの。マンガという名前の村だが、残念ながら涼しくてマンゴーは採れないそうだ。それでも、ポメロという、はっさくのような大きな柑橘類や、甘酸っぱくて珍味なパッションフルーツが自生してもいる、自然の豊かな村だ。

自生のコーヒーをあらためて物珍しく見ていた私のために、友人がわざわざ、自宅の庭で採れたものを、乾燥させ、焙煎し、自宅の臼で挽いて、プラスチックの容器一杯に持ってきてくれた。焙煎といっても、自宅のコンロで、フライパンで手間ひまかけて炒めてくれたもの、挽くといっても、重い杵を右手に左手に持ち替えながら、ゴン、ゴンと砕いてくれたものだ。

ベンゲット豆は意外にコクがありながらもあっさりとしたのどごしで、私たち夫婦のお気に入りなのだが、友人の手間と気持ちを思うと、がぶがぶ行くべきなのか、ちまちま行くべきなのか、わからなくなる。どちらで行くにせよ、ありがたいものだ。

 

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枝に生(な)ったままの豆。

 

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皮がついた状態。かじってみると、皮のすぐ下、豆の周りは意外に甘い。

 

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皮を取ると、一般によく知られたコーヒー豆の姿が。私などがここで
あらためて触れずとも、ここから焙煎の過程が始まる。

 

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友人が届けてくれた器一杯のコーヒー。ここまで仕上げるには、
本当に多くの時間と大きな手間だったことと思う。

 

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