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2009/11/11

久々の朝焼け

久々の朝焼けといっても、久々に晴れたというわけではない。ふだんは朝焼けとともに寝床に潜り込むような暮らしをしている、およそフィリピン人一般のライフスタイルにそぐわない私が、久々に見たというだけの話だ。

昨日は、夜11時頃にソファーでそのまま眠ってしまったので朝4時半に目が覚めた。それで、そのままオフィスに行ってみたというわけだ。もちろん、聖書を読んでお祈りをするためである。時々、こういう、思いついたように真面目な朝がある。尻を叩かれている気分だ。家もオフィスも、学校の敷地内、徒歩5分ほどの距離にある。

とはいえ、期待はあった。カメラを持って行ったのが大きな過ちだった。お祈りもおざなりに、しばらくは久々の風景に心を奪われてしまった。否、体よく言えば、自然の美しさに神を讃えたという次第だ。

美しいものを見ると恨めしく思ってしまうのは最近の悪い癖だが、今日は、四の五の言わず、自然の恵みを純粋に味わうことにした。オフィスの窓では飽きたらず、屋上に出てみる。朝、太陽の光を浴びるのは体内時計をリセットするのに良いというが、わかる気がする。

荒々しい来訪者どもに傷だらけにされた北ルソンの山々は、元の優しい表情を取り戻した気がする。願わくば、人々の心もまた、一日も早く癒されて欲しいものだが、それは無理な話というものだ。少しずつ進んでいく、そして、少しずつ事を進めていくしかない。

 

Img_0030
4時半頃。明けの明星、金星が輝く。

(この照度では、このブログで標準としている1024ピクセルに
リサイズしようとすると色合いが変わってしまうので、リンク先の写真は、
撮影したサイズ、2048ピクセルのままにしてある)

 

Img_0038
5時頃。清少納言の言う「山の端(は)」に寄ってみる。
3層の尾根が重なる。かすかに見える3つめの尾根を越えると、
ようやくヌエバ・ビスカヤ州に入る。

 

Img_0040
今日は、幸いにして雲海もきれいだった。
山、雲、朝焼け、金星 - 千両役者の勢揃いだ。

 

Img_0041
雲海に寄ってみる。

 

Img_0044
とはいえ、NHKでよく紹介している北アルプスの雲海のような
高い山々ではない。夜中のうちに凝結した水蒸気が盆地に戯れているだけだ。
私たちには「雲海」でも村々の人々にはただの霧。
洗濯物が干せない迷惑な代物なのだ。

 

Img_0045
今朝はまさに快晴。被災した人々の心も、今日ぐらいは
少し晴れて欲しいものだ。

 

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