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2009/09/14

男のこだわり

久しぶりにマニラに行った。早朝に着き、所用の時間までは余裕があった。いつものようにビクトリーライナーのクバオ・ターミナルで時間を潰していると、一人の男がバスの清掃を始めた。道具は、バケツ1個、ぞうきん1枚、モップ1本とシンプルなもの。いでたちもおなじみのバスケのユニフォームにビーチサンダルだ。

まずは、バケツの水を、醤油や魚醤の容器を再利用したようなプラスチックの容器を使ってバスにかけていく。ホースなど無い。ところが、これが見事なコントロールだ。水はバスの屋根の下の絶妙な高さにピンポイントで当たり、側面を流れながら濡らしていく。それを、モップを器用に使い、上から磨き降りてくるのだ。

手の届く低い部分はぞうきんで丹念に磨く。大きなバスが瞬く間にぴかぴかになっていく。最初は車掌さんの仕事の一つなのかと気の毒に思っていたが、バギオに帰る夜のターミナルでも、同じお兄さんが別のバスを磨いていた。かくして、一台いくらということで、勤めを終えて次々と帰ってくるバスを磨いていくのだろうか。

フィリピンではプロ意識の無さが嘆かれることが多い。それは事実だ。しかし、このような、体を張ったプロの仕事を見せてもらったのは、寝ぼけまなこで時間を潰す旅の大きな収穫となった。

 

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最後の最後まで磨き上げる。どこまでも、手で。

 

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逆行なのにここまで鏡のようなつやが出せるのは、
真新しいバスとはいえ職人技だ。

 

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