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2007/06/29

芋の子を洗うように生き馬の目を抜く?

マニラに単身住み着いて1か月が経った。限られた予算の中での研修生活であるため、自炊(炊飯器とトースターだけ)、 洗濯も自分で手洗い、クーラーは基本的に使わず、で、食費は一日200ペソ以内、 家賃抜き光熱費他込みで一日500ペソ以内を目指してせこくせこくやっている。ようやく落ち着いてきた感がある。いずれにせよ、 週に一度はバギオないし北ルソンに帰りたいと思ってはいるが、マニラでの滞在時間が長くなるにつれ、このブログも「りけるけのマニラだより」 に落ちぶれてしまう危険性がある。自戒したいところではある。

前回に続いて、バスの話題を一つ。昨今のマニラとりわけEDSAの交通渋滞の緩和の大きな原因に、マニラ首都圏開発公社(MMDA: Metro Manila Development Agency)とでも呼べばいいのだろうか、 これによる車両別のレーン分けの徹底と公共交通機関の乗車区域、降車区域の指定が指摘される。なるほど、 これがまだ行き届いていない私のアパートの近所(タフト通り)などは、今なおひどい渋滞に悩まされ、 それがぼったくりタクシーの都合の良い口実となっている。

専用レーンに押し込められたバスたちは、これまで以上の熾烈な戦いを強いられている。「芋の子を洗うがごとく生き馬の目を抜く」 とでも描写できそうなほどの過酷な戦いがそこにはある。運転マナーの悪さで評判の芳しくないバスたち ― 先日もEDSAで強盗事件があり、 逃げようとした運転手と乗客2名が射殺されたと報道されていたが ― ではあるが、どこまでも10ペソ、 20ペソという良心的な金額で行ってくれるこのバスたち(しかも多くはジプニーとは違ってエアコンつき)、 手荷物持ち込みにやたらうるさい気取ったMRTやLRTとは違い、何事も「OKラン!」なバスたちは、北ルソンの山々を下りた今も、 私の親しい友人であることに変わりはない。イロコスール州セルバンテス行きの家畜運搬車のようなバスを懐かしく思うマニラの日々である。

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戦うバスたち (1) 
MRTのクバオ駅前での戦い。一人でも多くの乗客を求めて
一番奥に止まってしまった黄色い屋根のバスにご注目。

戦うバスたち (2) 
後ろからどんどんと他のバスたちがやって来て……。

戦うバスたち (3) 
ついには完全幽閉状態。うっかり欲を出してしまった黄色の
バスも気の毒ながら、うっかり乗り込んでしまった乗客も気の毒。
これでエアコンが無ければたまらない。バス好きの私も、
しかし、これを見てからは、電車で行けるところは電車で行こう
という決意を新たにした。

D' Rising Sun
バギオ発セルバンテス行きと言えば、これ。D' Rising Sun
(ダ・ライズィング・サン)社。とてもじゃないけど座れない
固くて狭いイスに3人掛けで、乾期はほこり、雨期は泥道の
悪路セルバンテスロードを爆走していく。

 

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