« 400kmも離れていたのに | トップページ | 2007年元旦の朝焼け »

2006/12/19

バギオ市中心街を望む

バギオ市街の眺望

バギオ市中心街を東から一望する機会が得られた。ラ・トリニダード郡ベッケル町ラムート村(Lamut, Beckel, La Trinidad)への道のりだ。手前には、この村の名物、菊の花のビニールハウスが見える。

左は南にあたるがさほどの南部は写っていない。左端中央の三角屋根の大きな建物がSMバギオだ。 そこからやや右手に下った辺りに同じく大きな建物が林立しているのがバギオ大学(University of Baguio) ないしセントルイス大学(St. Louis University)の界隈、右手の小高い丘はタカイ(Takay)(「高い」ではなく) という地区のある丘で、夜は丸い丘に蛍が止まっているような美しい夜景の一部となる。

一つ丘を越えた向こうにかすんで見えるのはグリーン・バレー(Green Valley)と呼ばれる地区。最近、人気のBECI (Baguio English Communication Institute)という英語学校はこの辺りにある。 乗馬などが楽しめるレジャー施設もある。

背後のひときわ大きな山はサント・トーマス山(St. Tomas)。マニラから来るアジアン・スピリット(Asian Spirit)の飛行機は、南である左手から来てバギオ市の上空を旋回、さらにこのサント・トーマス山の尾根を削るように旋回して、 正面の西側から手前の東側へと着陸する。尾根上に見える象ないしミッキーマウスの耳のようなものは、このアジアン・ スピリットを誘導するためのレーダーサイトらしい。

「緑の谷」なるグリーンバレーは、実はサント・トーマス山頂にほど近い。ここは、年中熱帯の低地、ラ・ウニオン(La Union) 州沿岸の南シナ海で温められた上昇気流が一手に集まるところにあり、朝11時頃には既に厚い雲、すなわち深い霧に包まれる。そのためか、 アジアン・スピリットは、この不安定な気流を最大限味方につけるべく、西から着陸し、西に向けて離陸する。そして、 朝の10時半にはそそくさとバギオを去る。バギオ近辺まで飛来してあえなくマニラに引き返すことも多い。 山肌が刻々と迫ってくるのに圧倒されつつ、左に右にゆらゆらと風にもてあそばれながら大きく旋回、着陸するというのは、 マニラからバギオまでの45分という短いフライトの中でも最もスリルを味わえる時間であることは間違いない。

マニラからバスで上ってくる際にも、マルコス・ハイウェイ(Marcos Highway)を利用して西回り、このサント・ トーマス山の尾根を右下から左上に上ってくる形になる。南にまっすぐ下るケノン・ロード(Kennon Road)が狭く、 ビクトリーライナーなどの大型バスが通れないためである。したがって、長旅の末、はるか遠くに見えて感動するバギオ市の町並みは、 実は中心街のそれではない。この写真で言えば、右手の丘の裏側に広がる郊外の図なのだ。

バギオはすっかり乾期に入って寒い。季節外れの台風たちは、その地名が「台風」(bagyo) に由来するバギオを避けて南の地方を襲ってばかりだ。クリスマスが誰にとっても笑み多き季節となりますように。皆さんもこの、 ちょっと退屈だけど美しい田舎町バギオに、ぜひお越しください。

 

セッションの英語学校 
目抜き通り、セッション通りに最近できた英語学校。
最近はこのような学校がどんどんと生まれている。
冷涼で適度に小さく、人々の優しい町バギオは、
外国人の短期英語留学にも向いている。
(写真をクリックすると拡大画像(800×600)がポップアップします)

バギオの夕闇 
暮れなずむバギオ。丘に止まる蛍たち。
(写真をクリックすると拡大画像(800×600)がポップアップします)

 

|

« 400kmも離れていたのに | トップページ | 2007年元旦の朝焼け »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24691/13120890

この記事へのトラックバック一覧です: バギオ市中心街を望む:

« 400kmも離れていたのに | トップページ | 2007年元旦の朝焼け »