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2006/09/14

雨期の平日のウォーターパーク

雨期はまだまだ続く。ただし、最近は雨も中休みといった感じで、 台風が3連続でだらだらとぐろを巻いていた7月ほどの勢いは見られない。雨と人間のアンビバレントな関係は日本もフィリピンも同じだ。 たくさん降れば降ったで、洪水だの浸水だのと騒ぎになり、降らなければ降らないで、水不足だの何だのと騒ぎになる。 どちらにつけても農作物は被害を被るのだが、野菜の規格サイズや形にこだわらないフィリピンの市場は、 あからさまに便乗値上げな、チープなあくどさは見せながらも、変わらず活気にあふれている。

さて、勤務先がようやく学期間の休暇に入ったため、降っても晴れても当たりはずれはないだろうと、 妻子と友人たちを連れてお気に入りのウォーターパークに行ってきた。平日だから空いているだろうと、バギオからダグーパン(Dagupan) 行きのビクトリーライナー(Victory Liners)に乗る。目指すはレジャー・コースト(Leisure Coast)。 バギオからは、車で2時間半の距離にあるため、勤務先ではよく教師たちの宿泊研修や学生たちの遠足に使う。適度にしゃれたコテージには、 なにより浴槽があるため、私などはホームシックで乾ききった肉体をどっぷりと熱い湯に浸け、郷愁に浸るのである。

このリゾート施設は、ダグーパンに通じる幹線道路からは一つ手前にあるため、バスは降りてトライシクルを走らせる。 子供も入れて総勢7人プラス運転手の兄ちゃんで低地の直線道路を爆走するトライシクルは、よく考えればこの上なく危険な代物だ。 どんなに速く走らせても、存在イコール路上の大迷惑とみなされているトライシクルは、さらに加速したRV車やバン、 トラックに目の敵のように追い抜かされていく。何事もなく目的地に着くこと自体が毎回の奇跡にほかならない。

このウォーターパーク、1人あたり150ペソ也、平日といえども容赦なく通常料金を取る。 宿泊施設のフロントも兼ねているカウンターでは、おねいさんがプール内では食べ物がどうのこうのと言う。ああ、いつもの「持ち込み禁止」 のことね、と話半分に聞く。こっちは売店での買い食いも楽しみのうちなのだ。

いよいよプールだ。小学校の図書館にあった教本の連続写真で主要四泳法をマスターした自称元水泳部のいかがわしい血が騒ぐ。ところが、プールに案内されるルートがいつもと違う。非常口から人目を忍ぶように入場するのだ。徐々に、 思っていたのと違うことに気づき始める。そうだったのだ。いつもなら開いているはずの売店も閉まっている。子供用のプールも、造波プールも、 流水プールも使用禁止、唯一泳げるのは中央にあるひょうたん型のメインプールだけだったのだ。

仕方がないので、一度、表に出る。ほとんど昼時なのだ。道路沿いにあるちょいと贅沢なレストランで、 ボトムを削るようなプライスのアイテムを注文する。なるほど、雨期の平日に喜んでウォーターパークに来る物好きもいない。 おねいさんが食べ物の話をしていたのは、売店もお休みですよ、ということだったのだ。チーズドッグだのパンシットだの、 リゾートならではのチープな食べ物にはありつけなかったが、このレストラン自体はいつ来てもまずまずのもの、 みんなで楽しくおいしく昼食をいただく。

たたみかけるようなショックに「来るんじゃなかったね~」モードだったみんなも、俄然、元気が出てきたようだ。幹事(?) としては救われる瞬間である。いったんいろいろなものを諦めてしまえば、そこは完全貸し切りのプライベート・プール。 監視員すらいないのも良いのか悪いのか、「私は泳がないから」と言っていたメンバーまで、Tシャツにジーンズ、をいをい、 来たままの姿で水に入っている。妻は、子供の頃、京都の踏水会で教わったという何やらマイナーな泳法を、 泳ぎなど子供頃の山奥の川以来という友人たちに教えている。結局、大人も子供も、予定の時間を大きく過ぎて3時過ぎまで、 きゃあきゃあと歓声を上げての休日となったのだった。みんなリフレッシュに来たつもりが、案外ムキになって泳いでしまったために、 帰りのバスでは見事につぶれていたのだが、雨期の平日のウォーターパークもなかなか悪くはないものだ。

 

leisure_coast_sliders_001 leisure_coast_wavy_001
土日は子供たちがアディクション状態で楽しむスライダーと造波プール。
(写真をクリックすると拡大画像(600×480)がポップアップします)

leisure_coast_river_001 leisure_coast_kids_001
流水プールも子供プールも使用禁止。これではただの寂れた場末の施設である。
(写真をクリックすると拡大画像(600×480)がポップアップします)

leisure_coast_main_001 leisure_coast_everyone_001
唯一泳げたのが、写真で見ると大浴場のようなひょうたんプール(上)。
みんなが恥ずかしがるといけないので、残念ながら水着姿の写真はなし。
最後にようやく雨期らしく大雨が降った。これはその後(下)。
このメンバーの水着姿なら見たくないか。

(写真をクリックすると拡大画像(600×480)がポップアップします)

 

 

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コメント

奥さんもお嬢さんもお元気そうでなによりです。

7人乗りのトライ??
地区でトライの大きさはかなり違うんですけど、・・・

一番小さいトライで7人乗りとしたら、凄いですね!
画像をみてみたいです(^^;

ビザヤなどでは、結構、大きいトライもあるんですね。

久々の更新、よかったです、また、思いっきり、書きたいことを書いてください。

投稿: tacchy | 2006/09/16 17:23

tacchy さん

コメント、ありがとうございました。

この時に乗ったトライシクルは、さほど大きいという感じもなかったです。バギオにはトライシクルはないので、大きさを直感で判断する力は養われていないのですが、まあ、幼児2人での7人で実質的には母親たちの膝に乗せての5人乗りですから、私が運ちゃんの後ろに乗って、中に大人4人で、そう考えると、窮屈ながらまあまあ乗れる人数ではあります。

相変わらず、なかなか更新できないのですが、一生ものということで気長におつき合いいただければ幸いです(^ ^;。

投稿: りけるけ | 2006/09/18 06:25

こんにちは。

また、ビザヤのトライなどは、機会あれば、ブログで紹介してみます。

私も、メインのブログはともかく、多くのブログは、殆ど更新できません。
あせっても仕方がないですし、現実生活の負担になっては意味がないですし・・・

こちらも、一生もののライフワークでやっていきます。
こちらこそよろしくお願いいたします。

投稿: tacchy | 2006/09/19 20:12

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