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2004/12/03

台風Yoyongの影響で

中部ルソン島に接近中の大型台風Yoyong(日本名:台風27号)の影響で、バギオも昨日の午後から風雨が強くなり、今日は朝から3時間ほど停電が続いていた。既に日本でも報じられているように、数日前に中部ルソンを襲った熱帯低気圧Winnieでは、ルソン島中部東海岸に位置するケソン州を中心に500人とも700人とも言われる死者が出ているという。それ以前にも2週間ほどのうちにいくつか台風に見舞われているから、今年の日本の台風被害がそのままフィリピンに越してきたようなものだ。

フィリピン人の友人の話では、ある地域では「ドライ・フラッド(dry flood)」と呼ばれるものに襲われたそうだ。なんでも、バスが休憩でレストランに停車、食事を済ませた乗客たちがみなバスに戻り、後は運転手が戻ってくるのを待つだけという状態で、雨も降っておらず、何の兆候もないところに、いきなり土石流が襲いかかりその場にいた全員が押し流されて命を落としたのだという。その話を裏づけるかのように、昨日のInquirer紙の一面には、ある扇状地が完全に泥に埋まってしまっている写真が大々的に掲載されていた。

このような甚大な被害の原因としては、森林の違法伐採が指摘されているようだ。これはよくわかる。私が時折訪れる山村でも、そこに至るまでの山々には木がない。聞くと、結局、その地域の大企業が違法伐採のうえ、その後に苗木を植えるということをしなかった結果だというのである。

12月に入り、もはや完全に乾期と呼んでいい時期の台風の連続。町の名前が「台風」という意味のバギオこそ幸いにして今回はその被害から外れているとはいえ、同じルソン島の住人として決して他人事ではない。

photos/baldhill_001
伐採され、山というよりは斜面の急な丘と化してしまった山。緑と斜面そのものの美しさも、そのような背景を知ると物悲しい。
(クリックすると拡大画像(720×540ピクセル:86.5KB)がポップアップします)

photos/yoyong_001
台風一過のバギオ郊外。深い霧に鮮やかな花もかすんでいる。
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