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2004/09/08

たまにはあやかりたい

北ルソンの山村には、道が十分に整備されていないために川を渡って行かなければならないところがある。村人たちは、ふだんから「スィニラス」と呼ばれるビーチサンダル(もっと言うとゴムぞうり)で生活しているので、川であろうがぬかるみであろうが平気なのだが、「現地に溶け込むりけるけ」を自称しつつも、まだまだそこまでローカルなライフスタイルになじみきっていない私には、しっかりとスパイクのついた「マイ・ジプニー」なるスニーカーが手放せない。否、ライフスタイルうんぬんの問題ではない。要はビーチサンダルではつるつる滑ってうまく歩けないのだ。まだまだ足さばきが下手なのである。

そのため、川を渡らなければならない場所に来ると、いちいちはだしになるか、持ってきているビーチサンダルをそこで初めて履くことになる。大都市大阪出身の私は、フィリピンに来て初めてアウトドアな生活を始めたようなものだ。時折、なぜこんなことをしているのだろうと思わないでもないが、気に入ってしまって仕事の一部になってしまったのだからしょうがない。川だろうがビーチサンダルだろうが、前に進むしかないのだ。

事実、過密なバギオでのスケジュールを離れて山村にでかけるのは大きな気分転換となる。最近ではフィリピンの人々にもいろいろあって誰もが人なつっこく底抜けの笑顔を向けてくれるわけではないということを学びつつあるが、それでも、歓迎してくれる人は温かく、そういう人々がいるだけでまた楽しみに出かけていきたくなるものなのだ。もはや依存症的症状に陥っているといっても過言ではない。

そのような中でさらに心を癒してくれるのが、水牛や牛、ヤギなどの動物たちである。犬はもはや、私の中でもローカルピープル化が進み、食料としてしか見られなくなってしまっているのが難点だが、下の写真のように、日がな川の流れに身を浸し、ぼうっとしているカラバオ(水牛:フィリピンの国獣でもある)を見ると、仕事などうっちゃっておいて一緒に水につかっていたいと思うことも多々ある。もっとも、彼らが川の水よりももっと好む泥風呂については、遠慮しておきたい気持ちに変わりはないのだが。

photos/karabao_001

のどかな北ルソンを代表するような光景。気分的には限りなく惹かれながらも、
よくよく考えるとやはり同じ風呂につかりたくない相手ではある。
(クリックすると拡大画像(800×600ピクセル:112KB)がポップアップします)

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