カテゴリー「07 アルバムより」の2件の記事

2008/07/07

「キリスト教国」ならでは

しばらく更新が滞っていました。現在、8月初めまで一時帰国中、東日本を転々としながら仕事をしています。そういう事情で、 少し時間的な余裕のできたこれからはしばらく、以前に撮った写真を基に、記事を書いてみたいと思います。

 


 

クリスマスになると、フィリピンの書店には下の写真のようなディスプレイが登場する店がある。書店といっても、出版事情が悪く、 読書人口も少ないフィリピンでは、せいぜいMall of AsiaやGloriettaなどといった大きなモールにあるものを除き、 文房具店に毛の生えた程度のものでしかない。

写真はGlorietta内の書店でのもの。別の店なのか書店の一部なのかは忘れてしまったが、キリスト教雑貨を扱う一角があり、 数々の聖像と並んでこのようなイエス像が現れる。統計上、キリスト教徒が90%を超えるキリスト教国ならではのユーモラスな風景ではあるが、 それも名ばかりのこと、人の命が限りなく軽いと言わざるを得ないこの国の様子を見るにつけ、 ただ面白いでは済まない現実があることも確かである。

それにしても、21世紀の天国にもコンピューターがあり、イエス・キリストは、 信者からの祈りをEメールを処理するかのように聴いているのであろうか。

文房具のイエス像

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2005/10/04

しばらく更新できずにいました ~ 首都マニラにて

最近、仕事のほうが忙しく、このブログの更新も怠ったままでした。私の職業はキリスト教の宣教師。 21世紀のご時世には時代錯誤的な響きに聞こえるかもしれません。19世紀の昔には、 自分の棺桶に必要な荷物を詰めて船でアフリカなどに渡り、その多くは現地に着いて数ヶ月で風土病に倒れ、 その棺桶で葬られたという宣教師たちでしたが、今は飛行機で世界を股にかけています。私の「業務内容」も、 フィリピン北ルソンの村々に教会を生み出していくこと、それらの教会を励まし、支援していくこと、 その昔に新約聖書が書かれたヘレニズム期のギリシア語をキリスト教の神学大学院で教えること、キリスト教関連の書籍や論文、 報道記事などを日英間で翻訳すること、様々な国での国際会議に出席すること、 日本から教会関係の方々が来られた際にはフィリピンでお迎えすること、などなど、宣教師、教師、研究者、翻訳者、海外特派員、 海外駐在員といった様々な様相を帯びたものとなっています。

このような宣教師の生活は、日本のクリスチャンたちの献金で成り立っています。そのため、定期的に日本の教会を訪問して活動報告をし、 活動や安全のための神への祈りを求めるとともに、新たな任期に向けて必要な予算を満たすべく、献金による支援を訴えてまわります。私も目下、 その帰国報告期間中で、所属している教団の教会を訪ねて全国を巡り歩いているところです。4月末に帰国、5月中旬より始まったこの日程も、 今日でほぼ3分の2を終えるところとなりました。私の所属教団には、北海道、東北、関東北東、関東南西、東海、北陸、関西、中国、四国、 九州、沖縄という11の地区に200以上の教会があるのですが、その全ての地区をまわり、半分以上の教会を訪問することになっています。 今は北陸です。

そういうわけで、今は「北ルソンだより」というよりは「日本全国だより」という日々なのですが、全国の旅であるとはいえ、 仕事で町から町を移動しているだけですので、有名な観光地に行く機会もあまりありません。写真も、娘の写真か教会の皆さんの写真か、 といったものばかりです。ただ、この期間、遅ればせながら、 各地の教会でクリスチャンの皆さんにお見せするためにアルバムを作っておりまして、一月ほど前にようやく5冊組、 480枚の写真とコメントからなるものができました。そこで、こちらでも、今後しばらくはそのネタを生かし、 キリスト教臭くないものを中心に次々とご紹介していくことができればと考えています。今後とも「りけるけの北ルソンだより」 をよろしくお願いいたします。

 


 

バギオ-マニラ間はバスで6-7時間かかる。そこで、日本に帰る時も、 日本から帰ってくる時も、マニラに一泊してゆっくりすることにしている。娘が生まれるまでは、経済的に大変だったこともあって、 夜行バスでマニラに下り、そのまま飛行機に飛び乗ったり、空港から直接バスターミナルまで行き、 その日の夜10時にはバギオに着くという強行軍だったものだが、マカティのショッピングモール「グロリエッタ」 の目の前にある安宿を紹介してもらったこともあって、ウィンドウショッピングやあくまで日本の庶民的レベルでの「豪遊」を楽しみながら、 娘の体調の調整をする(という名分)ことにしている。

Gilarmi Apartmentと呼ばれる、この歴史的に由緒正しい(らしい)安宿には、安宿にしてはなかなか良いプールがある。 水泳が何よりも好きな私としてはこの時が待ち遠しい。最近はちらほらとできつつあるとはいえ、 まだまだ高冷地バギオでプールでの水泳を楽しむのは困難なことである。パンガシナン州ダグーパンにLeisure Coastというかなり質の良いウォーターパークがあるが、バスにトライシクルを乗り継いで3時間の道のりである。

娘もプールが大好きだ。かわいい赤ん坊からワイルドで反逆的なモンスターへと着実な成長を遂げ、私が何か声をかけても「ママだけ好き! 」、時にはいっそう憎たらしく"Only Mommie I like!"と相手にしてくれない娘も、おもちゃ屋さんとプールでは 「パァパァ~」とすり寄ってくる。私のほうが財布のひもがゆるい、あるいは母親が水嫌い(正確には日焼け嫌い) だということをよく理解しているのだ。それはそれで嬉しくはあるのだが、水泳好きな私としては、 自由に泳げなくなってしまうのがつらいところだ。ただ、それも、陸の上では見せないような天真爛漫な底抜けの笑顔を見せてくれること、 それを妻の見ていないところで独占できるということで、日頃、反逆されてばかりのダメ親父の心の傷みは癒されていくのである。 なんとも情けないことではあるとはわかっていながら、これもまた庶民のマニラでの一コマであるのだ。

0001_Makati 
マニラの高級ビジネス街マカティー市の目抜き通り、アヤラ・ アベニューの街並み。
左手は高級ホテル「シャングリ・ラ」。早く道のあちら側に泊まれる身分になりたいが、
皆様の「お浄財」で支えられている宣教師の身分では望むべくもない。
その分、もう一泊して「豪遊」気分を味わうことにする(内緒)。

(クリックすると拡大画像(720×540ピクセル)がポップアップします)

  0002_Gilarmi
安宿のプールにしてはなかなか水がきれい。
 (娘の顔は、念のためセキュリティー対策を施しています)

(クリックすると拡大画像(720×540ピクセル)がポップアップします)

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(最新記事:「イロカノ語講座を移転します」(2005年3月1日))

 

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