2010/01/01

今年もよろしくお願いいたします

Naimbag a baro a tawen kadatayo amin!

新しい年になりました。皆さんはどのような新年をお迎えでしょうか。日本で、フィリピンで、あるいはその他の国々で楽しい新年をお迎えの方もあるでしょうし、旧年中に愛する方を亡くし、静かな新年をお迎えの方もあるでしょう。2010年という年が、皆さんにとってさらに豊かな年となりますよう、北ルソンの田舎よりお祈り申し上げます。

本ブログも、昨年後半は、台風17号被災のためにシリアスな記事が多くなってしまいましたが、今年もその後の様子はご紹介しつつ、北ルソンの世界を、本来の軽い文章と面白い写真でお届けできますよう努力を続けてまいります。今年もご愛顧いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

Benditionannakayo ni Apo Dios!

 

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北ルソンでは平気で常食されているtukagことカエルちゃん。
明日からの週末も僻地の山奥に行くのだが、夕食に出てくるだろうか。
山奥のカエルはとにかくでかい。恐々ながらも楽しみな新年ではある。

 

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2009/12/30

イゴロット族の伝統的英語観

先日、マクドの件でぶつぶつこぼしていたが、コルディリエラ山地に広がるイゴロット族は一般に、伝統的に英語を重視する傾向にある。「傾向にある」と言っていいのか、「あった」とすべきなのかは、もはや混沌としてわからないが、少なくとも伝統的な好みは、一に(カンカナウィ語、イバロイ語、カラゴヤ語、イフガオ語、ボントック語その他)各部族語、二に地方共通語としてのイロカノ語、三に英語というものだった。

これはとりわけ、私の感じる限り、マウンテン・プロビンス州のイゴロット族に強い傾向で、彼ら自身の説明によれば、これはタガログ語に代表される低地の人々に対する根強い反感に基づいている。というのも、以前は、低地から観光に来た人々が、同州の人々をあからさまに猿扱いする光景が頻繁に見られたというのだ。「おい、しっぽはどこに隠しているんだ?」「どの木に住んでるんだ?」ということを面と向かって言われたものだというのだ。

これがどこまで一般的な現象だったのかはわからない。こういった差別的な、屈辱的体験というものは、往々にして誇張され、急速に広く伝播して、あたかも部族の個々人が一度は必ずそういうことを言われたかのように、心理的に追体験され、共有されていく。

実際のところ、そのような差別的な言動に走るのは、低地の人々でもごく一部の者たちだろうし、単に英語を話すからといって、外国人観光客にそのような差別的な見方をしない者が無いとも言えない。コルディリエラ山地で英語よりタガログ語が強いというのも、そういった部族的な体験や感情とは別に、全国的に施行されるようになったタガログ語重点教育が、単に僻地に相当する山地の町村では、教師の確保や手配の困難さから実施が遅れただけということも考えられる。

しかし、ここでは、そういった差別的なエピソードが、彼らが英語を好む理由とされているのが興味深い。あるいは、これは、環境的にタガログ語を十分に学び切れないことの劣等感の裏返しに過ぎないのかもしれない。まさに言語が個人や集団のアイデンティティーと深く関わっていることのゆえんだ。

昨今では、技術的・経済的発展に伴い、僻地の山村でも、電気はもちろん、テレビのある家庭が増えている。地上波チャンネルの主要言語はタガログ語だ。また、道路が整備され、人的交流・言語交流が促進されている。僻地の山村でも、学校教育の影響で、子供がタガログ語で遊ぶのを見たとてことさら驚かされることも無くなった。イゴロット族の言語観は、今後、大きく変わっていくことだろう。

写真は、バギオ市から約1時間ほど、ベンゲット州の山村の小学校の壁に描かれていたもの。ある年の卒業制作か何かだろうか。英語が世界でいっそう幅を利かせるようになっている傍ら、フィリピンの言語事情はむしろ逆のベクトルに動いている。そこに共通の善悪好悪の判断など存在し得ないのは言うまでもない。ただ、今後、このような言葉を無邪気に言えた「古き良き時代」が懐かしまれるものとなっていくことだけは確かだ。

 

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「英語を話せば、全世界が手に入る」
それでも、伝統的な衣装で語られるとまだまだ微笑ましいものだ。

 

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2009/12/24

北ルソンからメリークリスマス!

クリスマスイブにあたり、北ルソンからお祝いを申し上げます。

イエス・キリストが教え、自ら身をもって示した愛と自己犠牲、奉仕と命のメッセージが、統計上はキリスト教徒が全人口の97%を占めると言われるこのフィリピンにとってますます真実なものとなっていきますよう、この国に生きるキリスト教徒として、自らを戒めつつ、今後も微力を尽くしてまいります。

在比を問わず、日本の皆様にも、聖書の語る神の豊かな守りと祝福がありますように。

Naimbag a Paskua kadatayo amin!

 

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ヌエバ・ビスカヤ州カスィブ郡の山村の教会の自作クリスマスツリー。

 

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羊ではなく鶏なのがフィリピン風だが、それなりの降誕ページェント的な
飾りつけに仕上がっている。

 

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笹を使っているのだろうか、まるで七夕の飾りのようだ。

 

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こちらは我が家のささやかなツリー。教師の大半はアメリカ人、
生徒の大半は韓国人という、これまたフィリピン風なインターナショナル・
スクールの生徒である娘は、その影響で、クリスマスの朝までプレゼントは
開けないのだという。プレゼントが靴下に入らなくてもいいというのは、
何かと出費のかさむこの季節、親にとってあまりありがたいものではない。

 

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