APTSでは、一昨日の9月7日(木)、期末試験の最終日をもって1学期が終了しました。
私の担当している聖書ギリシア語1の学生14人も、それぞれいろいろに格闘しつつ、無事に期末試験を終え、
今はさらに内容的に複雑になってくる2学期に向けて、自習を続けているところでしょう(そんなことはないか)。
期末試験に先立ち、8月30日(水)には今学期で課程を修了してそれぞれの国に帰国する学生のために、Mid-year
Commencement Exercises(年度途中学位記授与式?)が持たれ、それぞれ今学期に履修している科目の課題を全てこなし、
試験に合格するという前提のもと(これがこわい)、課程修了を喜ぶ時となりました。このたび修了となったのは、教職修士号(Master
of Divinity)を授与されたフィジー人、ミャンマー人学生、修士号(神学)(Master of Arts in
Theology)を授与されたニュージーランド人学生の3人です。
3人とも、私の担当するギリシア語を履修してくれていた学生であったため、私にとってもとても喜ばしい時となりました。また、
このミャンマー人学生は、 10週間のインターンシップで私たちの教団(アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団)
の八王子教会に滞在していたことのある学生でもあり、彼の「センセイ、オハヨウゴザイマス」が聞かれなくなるのは寂しいことです。
また、9月1日(金)~3日(日)にかけては、キャンパスのあるバギオ市から車で2時間半のところにあるリゾート施設で、
Faculty Retreat(教師研修会)が持たれました。研修会といっても、特に5階建ての新校舎建設のための話し合いと、今後、
学校として育てるべき卒業生のプロファイルとそのためにカリキュラム的にどのような改善をすべきかという話し合いを中心に、
実質は朝から晩まで会議、会議で追われるところとなりました。附設のウォーターパークで、
4歳の娘と少しだけ遊んでやれたのが唯一の気分転換となりました。
それにしてもめまぐるしく過ぎていった学期でした。先学期の担当科目のレポートについて剽窃(あるいは盗用:plagiarism)
が相次ぎ、それを教務主任に報告するための事務処理に追われたのと、学生主任のアシスタントとして学生たちの個別の問題
(今学期はなぜか特に、通常では考えられないような大きな問題が噴出する学期でした)の処理に追われ、
日々の授業の準備をなんとか間に合わせるので精一杯という学期でした。特にギリシア語という科目は、小テストや文法分析、
翻訳などの細かい提出物が多く、その添削・成績記録など、授業が終わってからのほうが、仕事量としては多い科目なので骨が折れます。
さて、2学期の開始は19日(火)となっています。2学期にはまた新しく4名の新入生を迎えることになっているようです。また、
かつて在籍していたが何らかの理由で学業を中断しており、このたび履修を再開するという学生も数名はあるそうです。新しい学期が学生たち、
教師、宣教師、スタッフの全員にとって素晴らしく、充実したものとなるよう、心から願ってやみません。

学位記授与式で奨励の言葉を語るアメリカ人教師、
ゲーラン・ハートウェック教授(Dr. Galen Hertweck)
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残された課題と期末試験のプレッシャーを忘れ、つかの間の
喜びに浸る修了生たち。左からニュージーランド人、フィジー人、
ミャンマー人の学生。ニュージーランドやオーストラリアといっても、
最近は彼のように、太平洋上の島国からの移民学生が多い。
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修了生と式に直接参加した教師・スタッフたち。下っ端の私は、
修了生の少ない今回は行進のお役目すらなし。楽をしました(^ ^)。
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プールつきのリゾート施設で行われた研修会ではこんなひとときも。
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新校舎についての学長によるプレゼンテーション。5階建てのハイテク
校舎、建物だけで1億2,000万円。アメリカを中心に、献金をしてくださる
方々と、そのために奔走してくださる方々一人一人に感謝し、心からの
祝福をお祈りします。
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日曜日の朝の礼拝の後には、キリストの体として聖餐式も持たれました。
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教師、宣教師(教師の夫人たち)、子供たちも交えて記念写真です。
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